第1回国際ペンギン会議報告:ペンギン研究の動向
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概要
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第1回国際ペンギン会議が, 1988年8月, ニュージーランド, オタゴ大学で開催された。123名が参加し, 口頭発表, 展示発表合わせて53の論文が提出された。アデリーペンギン属, エンペラーペンギン属の5種のペンギンの発表論文が, そのうち22を占め, これらのペンギンが主たる研究対象となっていることを示していた。海中におけるペンギンの行動研究の手段として, 深度計, 電波による追跡装置が関心の的であった。これらの装置を用いて, 採餌, エネルギーの移動の研究が進められている。ロス海における, アデリーペンギンの長期個体数変動調査の結果が, 南極海洋生態系を知る手掛かりとなるものとして評価された。ニュージーランドに生息するキガシラペンギンの個体数減少が報告された。
- 国立極地研究所の論文
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