<報文>Ca-Mn-O系の研究(第1報) : 岩手県藤倉鉱山産クトナホラ石の加熱相変化および1,100°〜1,400℃におけるCaO-酸化マンガン系の相平衡
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概要
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Kutnahorite occurs as an aggregate of fine crystals in net-like veinlets in the rhodochrosite-jacobsite essential mass at Sanku-B ore-body of Fujikura bedded manganese ore deposits of Permian age. The mineral is white with vitreous luster. The specific gravity is 2.99 and Mohs' hardness is 3.5. The refractive indices are ω 1.710,ε 1.523. The unit cell dimensions calculated from the X-ray powder pattern are a_0 4.914,c_0 16.57A and V 346.7A^3. The super structure refractions observed in mineral are (10.7), (00.9) and (02.7), indexed on the basis of the hexagonal unit cell. Chemical analysis gives the following empirical formula : (Ca_<1.303> Mn_<0.632> Mg_<0.084> Fe_<0.016>)_<2.035> C_<1.991> O_<6.000>. The differential thermal analysis curve shows endothermic peaks at 730°, 812°and 865℃. The decomposed products of the mineral at 1,100℃ in air consists of Ca_2MnO_4 and trace amounts of CaMnO_3,which contradicts the results of the equilibrium study of the system CaO-manganese oxide in air by Riboud and Muan (1963). Subsolidus relation in the system CaO-manganese oxide at 1,100°and 1,400℃ were re-examined using air atmosphere and the quenching technique. Seven crystalline phases have stable existence in the system. In particular, four compounds structurally related to perovskite have been recognized in the "CaMnO_3" field of Riboud and Muan's phase diagram. They are Ca_2MnO_4,Ca_3Mn_2O_7,Ca_4Mn_3O_<10> and CaMnO_3.
- 東北大学の論文
- 1981-10-20
著者
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