<論文>傘状熱防禦板の熱遮蔽効果に関する実験的研究
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概要
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本報告は軸対称鈍頭物体の前面に装着した傘状熱防禦板の熱遮蔽効果を明らかにする目的で行われた実験の結果に関するものである.実験はマッハ数8の極超音速風洞を用いて行われ,本体の表面温度分布及び熱伝達特性に対する傘の面積,離脱距離及び形状の効果が詳細に調べられ,その空気力学的機構が検討されている.傘状熱防禦板の熱遮蔽効果は主して傘によって遮蔽される本体表面部分に限られ,その下流の露出表面には付加的効果が殆んど及ばないことが指適され,熱防禦効果の観点から,傘の最適離脱距離及び最適面積が存在することが明らかにされている.最適離脱距離の値は本体頭部曲率半径の約40%で与えられ,この値は傘の面積や形状に対する依存性が小さく,ほぼ一定である.
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