パーソナリティの実験的研究(II) : Vigilance Task におけるパーソナリティ要因
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究は,先の研究の追加実験であり聴覚VTパフォーマンスと外向性一内向性のパーソナリティ要因及びtime of day要因との関係を実験検討することを目的として行ったものである。実験課題は聴覚VTであり先の研究で用いられたものと同一である。被験者はMPIによって選ばれた内向性(I)群, 外向性(E)群の被験者64名である。2群は更にテスト(実験)開始時刻より, 午前9時テスト開始のI1群, E1群, 11時30分開始のI2, E2群, 午後2時開始のI3群, E3群, 4時30分開始のI4群, E4群の計8群(各群8名)に分けられる。8群のarousal水準はE1<I1≒E2< 2≒E3<I3≒E4<I4となることから, 最高パフォーマンスはI2, E3群で得られ, 8群のパフォーマンスは逆U字型関係にあるであろうと予測された。結果は, 8群のパフォーマンスに予測通りの有意な逆U字型関係は得られなかった。有意な関係が得られなかったことの最大の原因は, 被験者が目覚めてからテストを受けるまでの時間が統制されなかったことによると思われ, VTパフォーマンスに影響する要因は単なるtime of day要因というより, 覚めてからテストを受けるまでの時間が, 要囚となるであろうことが検討された。
- 園田学園女子大学の論文
- 1974-12-20
著者
関連論文
- パーソナリティの実験的研究(I) : タッピング作業におけるパーソナリティ要因
- 運動学習に対する状態不安と特性不安の影響
- 運動学習に対する状態不案と特性不安の影響
- 運動学習に対する状態不案と特性不安の影響
- 不安の因子分析的研究
- パーソナリティの実験的研究(IV) : Vigilance Task における知能とTime of Day 要因
- パーソナリティの実験的研究(III) : 運動学習と図形残効 におけるパーソナリティ要因
- パ-ソナリティの実験的研究-3-運動学習と図形残効におけるパ-ソナリティ要因
- パ-ソナリティの実験的研究-3-運動学習と図形残効におけるパ-ソナリティ要因
- パーソナリティの実験的研究(II) : Vigilance Task におけるパーソナリティ要因
- パーソナリティの実験的研究--タッピング作業におけるパーソナリティ要因