パーソナリティの実験的研究(IV) : Vigilance Task における知能とTime of Day 要因
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概要
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本研究は, VTパフォーマンスと知能との関係をtime of day 条件との関連で実験検討することを目的として行なったものである。 実験課題は12分間に10回の信号頻度をもつ聴覚VTであり, 先の研究で用いられたものと同一の課題である。被験者は***176名であり, 午前9時30分に実験開始の午前群と, 午後3時に実験開始の午後群とに分かれる。実験は本大学LL教室で各LLボックスに被験者を着席させ孤立条件にてなされた。更に, 全被験者には約2ケ月後に新制田中B_2式集団知能検査がなされたが, 知能検査においても午前9時30分と, 午後3時に検査される2群に分かれる。 結果は, 午前のVTパフォーマンスとIQとの間には有意な正の相関が得られたが, 午後のVTパフォーマンスとIQとの間には何んらの関係も得られなかった。また, 知能検査がVTの実験開始時刻と同時刻になされた場合には, VTパフォーマンスとIQとの相関が高くなることが分かった。
- 園田学園女子大学の論文
- 1976-01-08
著者
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