不安の因子分析的研究
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概要
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本研究は, MASのA項目とMPIのN項目, 及びE項目を因子分析することにより, これらの尺度が測足レている因子を明らかにし MASとMPIの関係を分析検討することを口的として行なったものである。 結果は, A項目とN項目を因子分析した結果, 7因子が抽出されたが, 第II因子以下は第I因子に比べて固有値が相当に低くなる。また, 「因子回転の結果から,, MASが独自に則定している「自律的不安定性」の因子とMPIが独自に測定している「抑うつ気分と空想傾向」の因子が確認された。 A項目とN項目及びE項目を因子分析した結果も7因子が抽出された。第III因子以下は囚有値か相当に低くなり ここでは2つの因子が中心になっていることが確認された。この2因子は「外向性」の因子と「情動性」の因子である。 これらのことから,「不安」因子と「神経症的傾向」因子は互いに独立の別の因子とは考えられず, 「情動性」因子として1つにまとまるものである。 しかし この「情動性」因子はさらに詳細にみるといくつかの特殊因子からなるものと思われる。
- 園田学園女子大学の論文
- 1979-12-30
著者
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