茶の抗菌作用の観察を食品衛生学実験に取り入れる試み
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概要
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1.学生のための食品衛生学実験として,茶の抗菌作用を調べる実験系の確立をめざした。2.使用した茶の種類は4種類(煎茶,ウー口ン茶,焙じ茶,紅茶)であり,採用した細菌株はStaphylococcus aureus ATCC 25923であった。3.吸光度測定あるいは細菌数測定により茶の抗菌作用を計測する定量実験は,時間的,技術的な制約から学生実験には不適であった。4.茶の殺菌作用を観察する定性実験は,技術的に容易であり,再現性もよいことから学生実験に適していた。5.身近な食品の機能性を調べる実験のため,学生の関心度も高かった。さらなる学生実験の充実をめざしたい。
- 聖霊女子短期大学の論文
- 2000-03-31
著者
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