カードランゲルのゲル化機構について(農芸化学部門)
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概要
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カードランゲルをガラス製オートクレーブ中で加熱しながらゲルに生じる変化を観察した。その結果, ゲル濃度に依存するが, カードランゲルは140∿160℃で融解することを見出した。また, 温度変化に伴なうゲル構造の変化をX線回折, 酵素による消化性, ゲル強度などの面から追跡した。これらの結果からカードランゲルのゲル化機構について考察を行ない, カードランゲルのゲル化は高分子の結晶化過程で良く説明できることを示した。
- 1979-12-20
著者
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西山 浩二
京都府立大学農学部天然高分子化学研究室:(現)京都栄養士専門学校
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久下 喬
京都府立大学生活科学部応用化学研究室
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末次 信行
京都府立大学農学部天然高分子化学研究室:(現)京都家政短期大学
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久下 喬
京都府立大学農学部天然高分子化学研究室
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