Hamielec 法による GPC クロマトグラムの広幅化の補正(農芸化学部門)
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概要
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市販の標準プルランを用いて測定したモデル的なGPCクロマトグラムに対してHamielec法を適用し, クロマトグラムの広幅化の補正を行なった。補正後のクロマトグラムから算出した平均分子量および分子量分布を表わすパラメータ(M_w/M_n)が, 絶対測定法による測定値にかなり近づくことがわかった。また, いくつかの標準プルランを混合した試料を用いて測定したクロマトグラムでは, クロマトグラムの広幅化を補正することによって, 混合前の各標準試料に対応する位置に鋭いピークが現われた。以上のことから, Hamielecに支によって得られる補正クロマトグラムは, 測定試料の真の分子量分布をよく反映していると考えられる。
- 京都府立大学の論文
- 1983-11-15
著者
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