牛脳脂質成分の分別とその構成脂肪酸分布(農芸化学部門)
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概要
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新鮮牛脳脂質を溶媒抽出によつてアセトン可溶脂質, 燐脂質, スフィンゴ脂質および蛋白脂質の4画分に分別した。アセトン可溶脂質画分および燐脂質画分はSilica gelカラムによつてそれぞれ脂質成分を分析した。燐脂質画分からはさらにphosphatidyl choline, phosphatidyl serine, phosphatidyl ethanolamineおよびinositol phosphatideを溶媒分別によつて単離し, またスフィンゴ脂質画分からはsphingomyelin, cerebrosideおよびgangliosideを純粋単離した。得られた成分脂質の構成脂肪酸をブロマゾン法およびその2次元法によるペーパークロマトグラフィーで分析し, 新しい構成脂肪酸を検出すると同時に各脂質間の脂肪酸分布を検討して新知見を得た。
- 京都府立大学の論文
- 1960-09-01
著者
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