植物種子中のアミラーゼ活性及びプロテアーゼ活性
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概要
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種子中にアミラーゼ及びプロテアーゼが普遍的に内在するかどうかについて,様々な種子から得た粗抽出液中のアミラーゼ活性及びプロテアーゼ活性を測定した。種子によりこれらの活性の程度に差異が認められた。用いた測定系では検出されなかった種子もあった。調べた種子の中で,アミラーゼ活性はカボチャが最高であり,ついでインゲンやモモが高かった。 pH 4.0でのプロテアーゼ活性はエンドウで最も高く,pH 8.0ではスイカで高かった。アミラーゼ反応の温度による影響を調べた結果は,カボチャのアミラーゼ活性は熱に対して比較的安定であることを示唆している。プロテアーゼ活性に及ぼす阻害剤による影響及び各種子での異なるpHにおける活性の挙動の結果は種子中には多数のプロテアーゼの存在を示唆する。発芽段階におけるアミラーゼ及びプロテアーゼの役割について検討した。
- 1997-12-15
著者
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