<資料>私立大学の教育水準とその将来方向 : 第一報私立大学の教育水準

概要

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文部省編の「我が国の教育水準」が昭和51年5月に刊行され,続いて6月に「全国私大白書」,8月には「私立大学白書(関西編)」が発行された.さらに年末には日本私立大学連盟により,加盟72大学の決算を集約・分析した「50年度私大財政白書」が発表された.各新聞社とも私大財政火の車とか補助金も焼石に水等の見出しで私大の危機を報した。一石仏も10月15日に「全国大学教育研究集会(機械工学)」において「大学工業教育と将来の方向」の表題の研究討議において話題提供者となり,私大教育の重大危機が到来した旨を力説して置いた.それらの資料をもとに簡明に整理してわかりやすく報告するつもりである.第一報は四年制大学を中心にその外は大学院のことのみに限ることとし,短大や高専関係のことは省略した.最近の速報によれば昭和51年度の日本中の大学の数は全部で423校であり,国立83校,公立33校,私立307校となっている.東海三県では愛知が21校,三重1校,岐阜4校であり,北陸では石川4校,福井1校の5校となっており,富山静岡の二県は1校の私立大学もない.
愛知工業大学の論文
1977-03-31