<原著論文>下肢アライメントの測定システムと膝関節運動のこれまでの流れと今後の課題について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
これまで,著者らは,CTやレーザースキャンなどのデータから骨の3次元モデルを作成し,2方向X線画像を用いた下肢アライメント解析と組み合わせた評価,2方向X線画像と6自由度電気角度計を用いた膝関節運動測定などを行うシステムの開発をしてきた。また,これらのシステムを応用して人工膝関節の設置評価や,人工膝関節設置法の開発をしてきた。下肢アライメント解析は,従来の2方向X線撮影による解析に骨の3次元モデルと骨形状から決めた参照点で定義する解剖学的座標系を導入することで臨床評価パラメターを3次元的に定義できることを述べている。また,6自由度電気角度計を用いた膝関節運動測定について述べている。この機器は,歩行中の膝関節運動の測定にも用いることができ,その測定結果を示している。人工膝関節の設置評価では,2方向X線撮影したX線画像上に射影行列を用いて人工関節コンポーネントモデルを投影し,位置と姿勢を評価する方法を述べた。人工膝関節設置法の開発では,6軸の特殊ディバイスを用いて骨切りガイドの位置と姿勢を変化させ,術前に3次元骨モデルを用いて決めた目標位置に,人工関節の大腿骨コンポーネントを移動させる方法を述べた。
- 新潟医療福祉大学の論文
著者
関連論文
- 531 下腿義足ソケット形状支援システムの試作とソケット内接触圧力の評価(G02-1 生体計測,G02 バイオエンジニアリング)
- 635 超音波による下腿義足ソケット装着部の3次元生体形状計測(GS-17 接触バイオメカニクス,一般セッション,学術講演)
- 高位脛骨骨切り術前後の三次元膝関節運動の変化
- 臨床応用のためのCTおよびCR2方向撮影を用いた下肢アライメント評価システムの改良
- 3次元下肢アライメント評価システムを用いた骨盤座標系設定の方法とその精度検討
- 歩行立脚初期における膝関節側方動揺
- コンポーネントモデルを用いた人工膝関節の設置位置評価
- 進行期変形性膝関節症における脛骨関節面形状と膝関節運動の関連
- 開発した大腿骨側人工膝関節骨切り管理装置の精度についての検討
- 138 3 次元骨切り管理装置の精度
- キーボード入力能力と大学進学以前の情報教育の関連性について
- 下肢アライメントの測定システムと膝関節運動のこれまでの流れと今後の課題について
- 下肢アライメント評価のための大腿骨変形モデル
- 2方向X線撮影下肢アライメント評価のCT情報による補正
- 185 6自由度電気角度計を用いた脛骨前後方向変位量の計測(理学療法基礎系13)
- 健常者の下肢アライメント
- レクチャー IV 膝関節症の病態と治療に対する生体力学的検討
- 変形性膝関節症の発症機序に関する生体力学的検討
- 3次元下肢アライメント解析システムの開発と健常人性差の検討
- 人工膝関節運動の6自由度計測へのリニアCCDカメラの応用
- 高位脛骨骨切り術の骨切り管理法の開発
- 変形性膝関節症の3次元下肢アライメント解析
- 人工膝関節設置位置の三次元評価法
- 人工膝関節置換の設置位置評価
- 3次元下肢アライメント測定システムの人工股関節設置位置評価への応用
- 3次元下肢アライメント評価の人工膝関節術中ナビゲーションへの応用
- 骨形状を利用した人工膝関節設置位置評価のための大腿骨の基準座標系
- Rigid-Body-Spring-Model による人工膝関節接触面圧力の数値解析
- 人工股関節接触面圧力のRBSMによる数値解析
- 高位脛骨骨切り術の3次元骨切り制御に関する研究
- 再建靱帯の回旋が膝前十字靱帯の等尺性に及ぼす影響 : ロボットを用いた実験的検討
- 人工関節置換膝における自動屈曲運動時の大腿骨後方移動について
- 変形性膝関節症に対する装具療法の効果発現機序に関する生体力学的検討
- 歩行時の脛骨回旋中心の評価法
- 関節面間の近接距離表示を用いた人工膝関節置換後の3次元運動解析
- 下肢アライメントの3次元評価システムによる臨床評価パラメータの検討
- 人工膝関節の術中運動解析 : ヘリカル軸変化と接触点軌道による検討
- 関節面間の接触点軌道による人工関節置換膝の術後運動解析
- 3次元的下肢アライメント評価 : CT情報の導入による大腿骨の解剖学的座標系の決定
- 健常膝関節の3次元運動解析の性差の検討
- 変形性膝関節症に対する装具療法の生体力学的検討
- 下肢アライメント評価のための解剖学的座標系の設定とその精度の検討