子宮頸がん検診の精度
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概要
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平成1年から9年までの9年間に,30歳以上の婦人を対象に香川県で行った子宮頸がん検診車検診により発見された子宮頸部上皮異常発見成績をもとに,その集団検診精度を明らかにした。子宮頸部高度異形成以上の病変262例の既往検診受診歴,当時の細胞診標本の再鏡検成績から,細胞診による一次検診精度は86.5%,二次(精密)検診精度は97.1%と算定された。両者を合わせた検診精度は84%であった。なお,一次検診のエラーは細胞診のサンプリング・エラー70.7%,スクリーニング・エラー29.3%で,細胞採取法により多くの問題があることが示された。
- 新潟青陵大学・新潟青陵大学短期大学部の論文
- 2002-03-10
著者
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藤田 純子
香川県総合健診協会胸部検診読影委員会
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半藤 保
新潟青陵大学
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半藤 保
新潟青陵大学看護学科
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藤田 純子
香川県総合検診協会
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広瀬 加代子
香川県総合検診協会
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香西 みゆき
香川県総合検診協会
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高橋 幸代
香川県総合検診協会
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