<事例報告>中堅看護職者の看護評価力の向上 : 自己事例の検討を通して
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概要
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これは, 看護現場を支える中核的存在である中堅看護職者に対する研修とその結果に関する報告である。研修目的は, 自己事例を評価する過程を意図的にたどる事で, 自己の看護する力を正当に評価し, 他者に対して自己の実践を「事実」で語る能力をつけることである。期間は2ヶ月にわたる8日間であった。参加者全員が「現在進行中の事例」もしくは「心にわだかまりのある過去の事例」をとりあげ, この研修を通して, 自己の看護の価値に気づくことができた。スケジュールの到達目標と日程とのバランスの取りかたなどの課題は残ったが, 中堅看護職者の能力を高める手段として, 効果的な方法であるという確信を得る事ができた。
- 宮崎県立看護大学の論文
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