<原著>生涯自己管理・調整を必要とする人の生活史の作成方法の開発 : 全体論的な存在としての理解のために
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概要
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看護者としての立場で, 生涯自己管理・調整を必要とする人(慢性病をもっている人)が語る生きてきた軌跡を生活史として作成する方法を開発することを目的として, 人生回顧内容の収集方法を作成し, 収集できた回顧内容の記述データを素材として, 人生-生活出来事枠組みに構成し, 対象者の生きてきた軌跡である生活史とした。作成された生活史の有用性を以下の点から検討し, 対象者のより全体性を把握する方法として有用であることが確認できた。また, 看護実践の場での活用の意義が示唆された。1.人生回顧内容を人生-生活出来事枠組みに構成する点から2.対象者にとって重要なもの・信念・病気についての考えなどを取り出す点から3.対象者自身が生活史に与えた意味・解釈を取り出す点から4.生涯発達論の視点からの有用性と意義
- 宮崎県立看護大学の論文
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