地域で生活する精神分裂病患者が抱える問題とその援助に関する研究
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概要
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精神分裂病患者の地域での生活を支える訪問看護では, 生活上の問題を患者と看護者が共同で対処していくことが必要である.本研究では訪問看護での参加観察を通して, 患者の受け止め方と看護者の視点の違いに着目し, 地域で生活する精神分裂病患者が抱える問題について分析した.その結果, 地域で生活する精神分裂病患者が抱える問題として10カテゴリー, 47サブカテゴリーが抽出された.また問題に対して行われた援助を検討した結果, 訪問看護者の重要な役割として, 1.患者の主体性を高め, 自分自身の責任で意思決定出来るよう動機を引き出すこと, 2.サポート感を提供して患者が気持ちを打ち明けられる存在となり, 現実的・具体的な行動へと導入すること, 3.個別性を重視した働きかけを行うこと, 4.患者と同様にその家族も援助の対象として捉え, 負担の軽減を図ること, が考えられた.
- 富山大学の論文
著者
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安田 恭子
富山医科薬科大学大学院医学系研究科看護学専攻修士課程
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神郡 博
福井県立大学
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筒口 由美子
富山医科薬科大学医学部看護学科臨床看護学講座精神看護学教室
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筒口 由美子
富山医科薬科大学看護学科
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筒口 由美子
富山医科薬科大学
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