成長期ラットにおける油脂の種類と摂取量の差異が成熟後の脂肪摂取嗜好に及ぼす影響
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概要
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若年者の魚嫌いが増加している原因を明らかにするため, 成長期に摂取した油脂の差異が成熟後の脂質摂取嗜好に及ぼす影響を, 低脂肪食飼料 (LFD) と等カロリーになるよう調整したラードおよび魚油を添加した高脂肪食飼料 (HFD) を用いて調べた。4週齢のFischer344系雄ラットを, LFD (LFD群), lard HFD (lard HFD群), fish oil HFD (fish oil HFD群) で8週間飼育後, LFD群は3群に, HFD群は2群ずつに分け, 各群1群ずつを解剖し血漿と肝臓の脂質濃度を測定した。残りのLFD群の1群とlard HFD群にはLFDとlard HFDを, 他のLFD群とfish oil HFD群にはLFDとfish oil HFDを同時に与えて3週間選択摂取させた。全実験期間を通して, すべての群の摂取エネルギー量および体重に有意な差はみられなかった。HFD摂取割合は, LFD群, HFD群の両群とも, fish oil HFDがlard HFDに比べて有意に低かった。したがって, LFDとHFDを選択摂取させた場合, fish oil HFDの嗜好性はlard HFDに比べて低いことが明らかになった。
- 2007-04-10
著者
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中嶋 洋子
聖徳大学人間栄養学科
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中嶋 洋子
聖徳大学人文学部生活文化学科
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横山 芽衣子
聖徳大学人文学部生活文化学科
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木戸 誉子
聖徳大学人文学部生活文化学科
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下田 淳愛
聖徳大学人文学部生活文化学科
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