複雑部分発作重積を繰り返し、clorazepate が有効であった1女児例

元データ 2009-06-30 日本てんかん学会

概要

精神運動発達遅滞とWest症候群を呈した女児で、幼児期より非けいれん性てんかん発作を生じるようになった。6歳時に意識減損、目つきがかわる、頭部前屈する非けいれん性重積発作を繰り返した。脳波で律動性高振幅θ波が両側前頭、中心部優位に群発し、脳血流SPECTで左前頭部から頭頂部、左尾状核と被殻の血流増加を認めた。複雑部分発作重積と診断したが薬物抵抗性であり、midazolamの持続静注から離脱困難となった。Benzodiazepine系薬剤の中でもclonazepamやclobazamは効果がなかったが、clorazepate投与にて発作はほぼ消失し、3カ月間のmidazolam持続静注療法から離脱することができた。3カ月後現在も発作はほぼ認められない。clorazepateの特性として、局在関連てんかんでの有効性や抗不安作用による発作改善の可能性が過去に指摘されており、本症例でclorazepateが有効であった理由と考えられる。

著者

須貝 研司 国立精神・神経センター病院小児神経科
中川 栄二 小児科(血液)
宮田 理英 東京北社会保険病院 小児科
宮田 理英 東京都神経科学総合研究所神経発達・再生
宮田 理英 東京北社会保険病院小児科
佐久間 啓 国立精神・神経センター病院小児神経科
須貝 研司 国立精神・神経センター武蔵病院小児神経科
須貝 研司 東京都医学研究機構東京都神経科学総合研究所
須貝 研司 神奈川県立こども医療センター
須貝 研司 福生病院
須貝 研司 国立精神・神経センター武蔵病院 小児神経科
清水 裕子 国立精神・神経センター病院小児神経科
斎藤 義朗 国立精神・神経センター病院小児神経科
小牧 宏文 国立精神・神経センター病院小児神経科
中川 栄二 国立精神・神経センター病院小児神経科
佐々木 征行 国立精神・神経センター病院小児神経科
佐々木 征行 精神・神経医療研究センター病院 小児神経科
須貝 研司 国立精神神経センター武蔵病院症に神経科
佐々木 征行 国立精神・神経センター武蔵病院小児神経科
中川 栄二 精神・神経医療研究センター病院 小児神経科
斎藤 義朗 国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科
小牧 宏文 精神・神経医療研究センター病院 小児神経科
小牧 宏文 国立精神・神経センター病院 小児神経科
斎藤 義朗 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科
斎藤 義朗 国立精神・神経センター武蔵病院神経内科
中川 栄二 国立精神・神経センター武蔵病院 院内感染対策チーム
佐久間 啓 国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科
佐々木 征行 独立行政法人国立精神・神経医療研究センター病院小児神経科

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