縦隔リンパ節に転移を認めた径8mmの定型的肺カルチノイドの1例

元データ 2010-01-15

概要

症例は58歳女性.当院の胸部CT検診で右上葉に8mmの腫瘤影を認めた.PET-CTでSUVmax 1.35の軽度集積を認め高分化型腺癌が考えられた.クオンティフェロン,b-Dグルカンは陰性であった.cT1N0M0,Stage I Aと考え,2008年1月胸腔鏡下右上葉切除,リンパ節郭清を施行した.永久標本による診断では,8×8×6mm大の定型的カルチノイドであり,上縦隔リンパ節に転移を認めた(pT1N2M0,Stage III A).肺カルチノイドは,神経内分泌腫瘍であり,定型的カルチノイドと非定型カルチノイドに分類されるが,今回報告した症例は,定型的カルチノイドであった.定型的カルチノイドは一般的に低悪性度の腫瘍と考えられるが,本症例の様に小型でありながら縦隔リンパ節転移をきたした定型的カルチノイドは稀である.

著者

竹内 健 独立行政法人国立病院機構神奈川病院呼吸器外科
杉浦 八十生 独立行政法人国立病院機構神奈川病院 呼吸器外科
柿崎 徹 独立行政法人国立病院機構神奈川病院 呼吸器外科
加勢田 靜 独立行政法人国立病院機構神奈川病院 呼吸器外科
井野元 智恵 東海大学医学部基礎診療学系病理学教室
井野元 智恵 東海大学基盤診療学系病理診断学
井野元 智恵 東海大学病理学
井野元 智恵 東海大学医学部付属病院病理診断科
柿崎 徹 独立行政法人国立病院機構神奈川病院呼吸器科
柿崎 徹 神奈川病院呼吸器外科
柿崎 徹 国立療養所神奈川病院呼吸器科
竹内 健 独立行政法人国立病院機構神奈川病院 呼吸器外科

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