反応性ブタジエンニトリルゴム/エポキシブレンド硬化樹脂の構造, 粘弾性と制振性発現機構
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概要
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Carboxyl-terminated butadiene acrylonitrile (CTBN) rubber/ epoxy (diglycidyl ether of bisphenol-A) / diamino diphenyl methane polymer blends with 60 wt% of CTBN were formulated to evaluate the viscoelasticity and the damping properties. When the blend resins had micro-phase separated morphologies composed of epoxy-rich dispersed phases larger than 500 nm in diameter surrounded by a rubber-rich continuous phase, the loss factors (η) of the steel laminates adhered with the resin significantly depended on the environmental temperature and the resonant frequencies. The resins with epoxy-rich phases smaller than 200 nm in diameter had broad glass-transition temperature range that resulted in the high loss factor (η > 0.1) of the steel laminates in the broad temperature range. Inhomogeneous nano-gel structures with 20∼30 nm sizes were observed in more compatible resins by scanning probe microscopy, although appreciable micro-phase separation was detected by none of SEM and TEM. Pulse NMR suggested that the fraction of interfacial phase in the resins increased with increasing the compatibility of the blends. The large interfacial phase in the inhomogeneous nano-gel structures seems to play an important role in the damping mechanisms.
- 日本レオロジー学会の論文
- 2008-02-15
著者
-
村上 惇
兵庫県立大・工
-
浅見 敏彦
兵庫県立大学大学院工学研究科
-
村上 惇
兵庫県立大学大学院工学研究科
-
岸 肇
兵庫県立大学大学院工学研究科
-
松田 聡
兵庫県立大学大学院工学研究科
-
長尾 厚史
兵庫県立大学大学院工学研究科
-
浅見 敏彦
兵庫県立大学 大学院工学研究科機械系工学専攻
-
小林 友作
兵庫県立大学大学院工学研究科
-
松田 聡
兵庫県立大学 大学院 工学研究科
-
岸 肇
兵庫県立大学 大学院 工学研究科
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