化学ベクトルの制御に基づいた生体活性材料の創製
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概要
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So-called bioactive ceramics exhibit specific biological affinity, i.e. direct bonding to surrounding bone, when implanted in bony defects. However, there is limitation on clinical applications, because of their inappropriate mechanical properties such as low fracture toughness and high elastic modulus. Novel bioactive materials exhibiting high flexibility have been desired. The essential prerequisite for artificial materials to exhibit bioactivity is deposition of bone-like apatite on their surfaces in body environment. This apatite deposition is governed not only by the dissolution of the materials but also by heterogeneous nucleation on the materials surface, followed by crystal growth by consuming calcium and phosphate ions from surrounding body fluid. These findings bring us an idea that bioactive organic-inorganic hybrids with high flexibility can be developed by control in direction and amounts of transformed chemical species. So, the control in chemicovectors on bioactive materials provides attractive design of bone-bonding materials with various functionalities. In this paper, we review development of organic-inorganic hybrids from hydroxyethylmethacrylate (HEMA), starch and collagen-like polypeptide, on the view points of chemicovector.
- 2009-04-15
著者
-
大槻 主税
名大院・工
-
大槻 主税
名古屋大学大学院工学研究科
-
Ohtsuki Chikara
Dep. Of Crystalline Materials Sci. Graduate School Of Engineering Nagoya Univ.
-
宮崎 敏樹
九州工業大学大学院生命体工学研究科
-
宮崎 敏樹
京都大学工学研究科材料化学専攻
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