擬似体液中における酸化ニオブゲルのアパタイト形成能
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概要
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The essential prerequisite for an artificial material to show bone-bonding ability, i.e., bioactivity, is the formation of a bone-like apatite layer on its surface in a body environment. This can be reproduced in a simulated body fluid(SBF)with inorganic ion concentrations nearly equal to those of human blood plasma. It is known that some surface functional groups are effective for inducing heterogeneous apatite nucleation in SBF. Niobium is used clinically as a component in titanium alloys to improve their workability. In the present study, in order to investigate whether or not Nb-OH groups are effective for apatite nucleation, sol-gel-derived niobium oxide gels subjected to various heat treatments, and niobium metals subjected to various NaOH treatments were examined for their apatite-forming ability in SBF. The sol-gel-derived niobium oxide gels, both as-prepared, and heat-treated at 600℃, assumed an amorphous structure, and those heat-treated at 800 at 1000℃ assumed orthorhombic and monoclinic structure, respectively. Apatite formation was observed on the niobium oxide gels both as-prepared, and heat-treated at temperatures below 800℃ in SBF within one week, but not on the gel heat-treated at 1000℃. Niobium metals treated with the NaOH solutions did not form apatite on their surfaces, even after soaking in SBF for two weeks. It was confirmed that niobium metal formed a sodium niobate on its surface after the NaOH treatment, and that the sodium niobate formed a niobium oxide hydrogel by exchange of a Na^+ ion with the H_3O^+ ion in SBF. Niobium oxide gels prepared by the sol-gel method have the ability to form an apatite layer on their surfaces in a body environment, when the gel has an amorphous phase structure, or an orthorhombic phase with abundant Nb-OH groups. Apatite deposition is not induced by Nb-OH groups formed on niobium metal after NaOH treatment and subsequent soaking in SBF. A niobium-based bioactive material can be developed through the design of a surface structure that effectively induces apatite nucleation.
- 社団法人日本セラミックス協会の論文
- 2001-11-01
著者
-
中村 孝志
京都大学医学部整形外科学教室
-
小久保 正
京大化研
-
Ohtsuki Chikara
Dep. Of Crystalline Materials Sci. Graduate School Of Engineering Nagoya Univ.
-
小久保 正
中部大学総合工学研究所
-
小久保 正
京都大学化学研究所
-
小久保 正
京都大学 工学研究科 材料化学 専攻
-
小久保 正
京都大学工学研究科
-
宮崎 敏樹
九州工業大学大学院生命体工学研究科
-
宮崎 敏樹
京都大学工学研究科材料化学専攻
-
大槻 主税
奈良先端科学技術大学院大学物質創成科学研究科
-
金 鉉敏
Kyoto University
-
金 鉉敏
京都大学工学部
-
小久保 正
京大 大学院
-
中村 孝志
京都大学医学部
-
大槻 主税
奈良先端科学技術大学院大学 物質創成科学研究科
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