メカノケミカル法によるペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)およびペルフルオロオクタン酸(PFOA)の分解
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概要
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残留性有機汚染物質(POPs)として懸念される有機フッ素化合物,ペルフルオロオクタンスルホン酸(PFOS)およびペルフルオロオクタン酸(PFOA)のメカノケミカル(MC)処理に注目した.酸化カルシウム(CaO)を反応助剤とし,小型遊星ボールミル(ミル回転数700 rpm)を用いておよそCa/F(mol比)=2でPFOS,PFOAのMC処理を行った結果,どちらの物質とも3時間の処理で80%以上分解することが明らかとなった.処理後は,炭酸カルシウム(CaCO3)やフッ化カルシウム(CaF2)の生成が確認され,C–F結合やC–C結合の開裂反応によって分解反応が促進することが示された.また,有価なCaF2の生成により,マテリアルリサイクルの可能性も見出された.
- 2008-09-20
著者
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細見 正明
東京農工大学
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中島田 豊
東京農工大院・共生・応化
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細見 正明
東京農工大学 工学府
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山田 信吾
東京農工大学大学院工学府 応用化学専攻
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内藤 勇太
東京農工大学大学院工学府 応用化学専攻
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中島田 豊
広島大学大学院先端物質科学研究科分子生命機能科学専攻
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周 勝
東京農工大学大学院共生科学技術研究部
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新谷 昌之
東京農工大学工学府 応用化学専攻
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野村 祐吾
(財)日本品質保証機構
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中島田 豊
東京農工大学大学院共生科学技術研究院
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細見 正明
東京農工大学工学部 応用化学科
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細見 正明
東京農工大 大学院工学府
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細見 正明
東京農工大学工学部応用化学科
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中島田 豊
広島大学先端物質科学研究科
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細見 正明
東京農工大 大学院
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周 勝
東京農工大学大学院 共生科学技術研究院
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周 勝
東京農工大学大学院工学研究院
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山田 信吾
東京農工大学大学院共生科学技術研究部
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周 勝
東京農工大・工
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