国内一貫経営農場における肥育豚の死亡の傾向と死亡リスク割合と死亡率の比較

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データ共有プログラムに参加している国内生産者134農場のデータが収集された。129一貫経営農場のうち，2001年から2003年までの肥育豚の成績が記録されていた93農場が選ばれた。93農場から2001年から2003年までの3ヶ月ごとの12時期の死亡データが抽出された。肥育豚農場の死亡の測定値として，死亡リスク割合（％）と10,000pigdays当たり（万豚日）の死亡率の両方が使用された。はじめに，3ヶ月間の群に豚が存在した総豚日数（pig days）が計算された。死亡率は死亡豚数を総豚日数で割り，10,000をかけたもの，そして死亡リスク割合は，死亡豚数を初期在庫豚数と3ヶ月の期間中に，肥育豚群へ移動してきた豚数の計で割った割合とした。Pearson法で死亡リスク割合と死亡率の相関関係が調べられた。3ヶ月12期間の反復データは混合効果モデルで分析された。年や季節や農場規模グループの平均の比較にPost-hoc Tukey-Kramer多重検定法が用いられた。平均は死亡リスク割合2.77％で，10,000pigdays当たりの死亡数は4.98頭であった。3ヶ月12期間で死亡リスク割合と死亡率は高い相関があった（r＞0.97 ; P＜0.05）。年は死亡リスク割合と死亡率ともに関連はなかった。春と夏，小規模農場（＜1,000頭）で飼育された豚は，秋や大規模農場（＞2,800頭）で飼育された豚に比べて，死亡リスク割合も死亡率も高かった（P＜0.05）。
2008-01-20

国内一貫経営農場における肥育豚の死亡の傾向と死亡リスク割合と死亡率の比較

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