和分型/差分型状態方程式表現に基づくロバスト制御系の解析/設計条件の関連性について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
This paper considers robust control analysis and synthesis problems via the expression of our previously proposed summational type state equation. The summational type state equation is a mathematical expression to solve two essential problems, i.e., one of them is a physical problem of discontinuity in mathematical expressions e.g. the controllable canonical form for different orders of the existing state equation, and the other one is an engineering problem of disunification in which continuous-time and discrete-time systems are not described with consistency. First, this paper introduces the summational type state equation. Next, a robust stability analysis condition and a feasible condition for the scaled H_∞ control synthesis problem are derived from the summational type state equation. Furthermore, the relation between analysis/synthesis conditions based on summational and difference type state equations is clarified. Finally, the effectiveness of the summational type state equation is shown by numerical examples on a sensitivity minimization problem. From these results, this paper points out that the summational type state equation is one of possible important mathematical expressions in control theory.
- システム制御情報学会の論文
- 2006-10-15
著者
-
木山 健
大阪大学 大学院 工学研究科
-
北森 俊行
株式会社エヌエフ回路設計ブロック
-
北森 俊行
東京大学
-
北森 俊行
法政大学工学部システム制御工学科
-
小林 孝一
東京工業大学 大学院 情報理工学研究科
-
北森 俊行
法政大学
関連論文
- 現場における制御方式と設計理論 (特集 実践的制御技術者の育成--SICEプロセス塾)
- 現場における制御方式と設計理論
- 21世紀の計測と制御 - より人間的な科学技術を目指して -
- テクノロジーの未来を考える : 次世代テクノロジーの進化を支えるキーポイント
- 制御系の設計とモデリング--とくに部分的補償と部分的モデリング (プロセス制御の高度化とモデリング)
- 計測アルゴリズム (計測アルゴリズム)
- 分散型ハイゲイン適応制御系の構成と安定解析
- 相対次数未知なプラントに対する連続時間MRACSのロバスト化 (ロバスト制御と適応制御--不確かさをもつ対象の制御)
- 相対次数に依存しない連続時間MRACSの構成
- 工学における考え方の研究
- 技術の継承
- 和分型/差分型状態方程式表現に基づくロバスト制御系の解析/設計条件の関連性について
- 物理的・工学的実情との整合性を考慮した和分型状態方程式表現 : 基礎的性質および安定性の解析
- 制御から見た計測
- 日本人の独創性
- 非最小位相特性をループ外に追い出した制御系の設計方法
- 計測とシミュレーション
- PID制御系設計の理論と実際
- 「研究開発はいかにあるべきか」研究開発と起業
- 物とエネルギーと情報と
- むだ時間を含む1次遅れ系に対するPID制御器の部分的モデルマッチング法に基づいた設計法
- 計装の機能,システム構造とこれからの可能性 (特別企画 創刊500号記念特別企画"21世紀への提言")
- 制御のための計測技術
- 法政大学工学部計測制御関連研究室
- 第4回:PID制御方式の原理・実用化と設計法
- 耐故障性を有する制御系の階層的構築
- I-PD制御方式の原理と設計法 (PID制御-理論と応用総合特集号)
- 化学プロセスに対する制御理論のあり方について (先端プロセス制御技術の応用)
- 制御の本質と制御系の構築 (〔システム制御情報学会〕会名変更記念特集号)
- 周波数重みを考慮したパラメータ同定法
- ステップ応答波形の特徴量を利用したPIコントローラのチューニング方法
- l_2性能保証領域に基づく飽和を有する離散時間ロバスト制御系の切替制御と実験的検証
- 拡張された線形化法に基づく一般的ロバスト制御系設計(通信と制御)
- 低次出力 Feedback/Anti-windup 補償器による安定化設計 : 補償器の次数と制御性能の関係性
- 入力飽和を有するサーボ系に対する出力フィードバック補償器の設計方法
- 入力飽和を有するサーボ系の定常状態に関する条件の等価性
- LMI条件に基づく Feedback/Anti-windup 補償器の統合化設計 : L_2/指数安定性能保証領域に基づく設計条件の関係性について
- 飽和を有する制御系の解析条件の関係性について : マルティプライア/ポリトープ的方法に基づくL_2/指数安定性能解析
- SICEセミナーから見た制御教育
- LMIに基づく分散型アンチワインドアップ制御系設計
- 16th IFAC World Congress
- 飽和を有する制御系の積分2次性能解析/設計のためのポリトープ的手法の効用と限界
- パワーアシストスーツの研究開発 (特集 パワーアシストロボット,スキルアシストロボット)
- セクター条件に基づく飽和を有する制御系の解析と設計 : 飽和要素の出力から入力への直達成分の考察(制約条件を考慮したシステム制御の新展開)
- セクター型非線形性を有する制御系の解析と設計 : 円板条件の効用と限界
- 自律分散制御系の逐次的一構築法
- 創発と工学
- 物質・エネルギー・情報のバランス
- センシング技術における逆問題の意義と構造
- 書評 技術者と企業経営=計測技術のロマンを求めて= 杉山卓著 オーム社(1996年)
- 対角優勢と正実性
- H_∞ 最適化を利用したある種の非最小位相制御対象に対する制御装置の設計
- 分散制御からみた古典制御と現代制御の掛橋
- ロバストパフォーマンスを達成する分散型安定化補償器の既約分解表現に基づく設計法
- 既約分解表現に基づく分散型安定化補償器の設計
- 多変数多項式行列の構造的弱既約性と構造的可制御性判定への応用
- 会長に就任して
- 自律分散システムと自己組織化 - 事例からの考察
- 操作端の飽和による制御演算暴走を防ぐ制御器構成法
- グラミアンに基づく線形システム空間の幾何構造
- センサ技術の発展に向けて(鉄鋼業における最近のセンサ技術)
- 制御系設計とモデリング
- 1次遅れ+むだ時間系で近似できる系を対象にしたPIDコントロ-ラの簡易調整方法
- 連続時間系における有限整定サーボ系の設計
- 予見サーボ系の設計と一般化予測制御 (GPC) システムについて
- 計測技術編(1)制御のための計測技術
- Lyapunov方程式解の指定による構造的変動に対するロバスト安定化
- Laguerre関数表現に基づく2自由度制御系設計法
- 状態変数フィ-ドバックにより配置可能なグラミアンの必要十分条件とそのクラス
- 多変数離散時間2自由度PID型制御系における適応ゲイン調整法
- 多変数離散時間2自由度PID型制御系に基づくSTCの設計
- ディジタル制御における感度を考慮した最適ロバストサ-ボ系の設計
- 感度を考慮した最適ロバストサ-ボ系の設計 (ロバスト制御と適応制御--不確かさをもつ対象の制御)
- 最適予見制御と最小2乗スム-ジングの関係および平滑化逆システムの一構成法
- 部分的モデルマッチング手法によるIPD,I2PD方式サンプル値予見制御系の設計
- 追値予見ロバストサ-ボ系
- むだ時間系における安定化補償器のパラメトリゼ-ション
- 1次のロ-パスフィルタを含む繰返し制御系の部分極配置法を用いた設計
- 制御と計測とシミュレーション (特集 シミュレーション技術の最新動向を探る)
- 事例紹介 セクター型非線形性を有する制御系の解析と設計--円板条件の効用と限界 (特集 非線形性に挑む--システム制御理論の最前線)
- 計測自動制御学会における制御分野の創世記
- むだ時間系の有限極配置アルゴリズム--むだ時間要素の有理式から有限ラプラス変換を含むフィ-ドバックへの変換
- 物理的・工学的実情と整合のとれたシステムモデリングの研究
- 技術の伝承と工学的理論の構築 (特集:技術の伝承と人材の育成)
- 制御技術の進歩を振り返って
- センシングにおける逆問題とそのインテリジェンス (計測とシステムモデリングにおける逆問題特集号)
- 複数のむだ時間を含む系の有限極配置に関する一考察
- あいまいさに対する方法論的考察 : とくに計測・制御工学の立場から
- 工学的世界と整合のとれた動的システムの表現と制御系設計理論(講演会記録)
- Bezout方程式に基づくむだ時間系の極配置
- 1入出力むだ時間系に関するBezout方程式の一解法
- 複数の周期信号発生器を含む繰返し制御系の一設計法
- むだ時間系の制御におけるむだ時間の誤差に対するロバスト安定性
- 複数個のむだ時間を含む1入出力系の有限極配置
- 入出力関係に基づく1入出力むだ時間系の有限極配置
- 切換え型ロバスト適応則に関する一考察
- 線形時変系に対する連続時間形式モデル規範形学習制御
- 部分的モデルマッチング法における極零相殺に関する一考察
- 非線形関数の推定を含むモデル規範形適応制御
- 入力にむだ時間を含む連続時間形式線形系に対するモデル規範形適応制御系の安定性について