ダイナミッククランプ : 導入とネットワーク研究への展開
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
神経細胞の電気活動を調べるためには,生体の神経細胞に対する受動的な観察に併せて,神経細胞への電気的入力に対する応答をみる能動的な観察が必要である.これまで能動的な観察の手法として,カレントクランプ法やボルテージクランプ法と呼ばれる手法が用いられてきたが,近年,第3の手法である「ダイナミッククランプ法」が提案され,市民権を得てきている.本稿では,前半でダイナミッククランプ法とは何か,この手法によって新たに何ができるようになったかを中心に説明し,後半で筆者らの研究に関係した具体的な2つの話題を中心に解説する.
- 2008-06-05
著者
-
深井 朋樹
理研BSI
-
深井 朋樹
理化学研究所脳科学総合研究センター
-
深井 朋樹
科学技術振興事業団crest
-
深井 朋樹
玉川大学工学部
-
坪 泰宏
理化学研究所脳科学総合研究センター
-
深井 朋樹
理化学研究所 脳科学総合研究センター
-
深井 朋樹
理化学研究所脳科学総合研究センター:東京大学大学院新領域創成科学研究科
-
坪 泰宏
理研BSI脳回路機能理論研究チーム
-
深井 朋樹
理研BSI:東大新領域
関連論文
- 21aEA-9 神経細胞集団のスパイク時系列からの情報抽出(21aEA ニューラルネットワーク2,領域11(統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理))
- 21aEA-8 神経細胞のスパイク時系列が示すべき則の生成機構(21aEA ニューラルネットワーク2,領域11(統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理))
- Fokker-Planck方程式によるsynfire chainの安定機構及びsynfire chainの相互作用の解析
- Local Field Potentialを用いたスパイク発火の推定 (ニューロコンピューティング)
- 皮質神経細胞の不規則発火時系列が示唆する条件付きエントロピー最小化原理(脳活動の計測と解析,生命現象の非線形性,一般)
- 時間情報認知に関連した前頭前野の神経活動
- ダイナミッククランプ : 導入とネットワーク研究への展開
- 皮質神経細胞の不規則発火時系列が示唆する条件付きエントロピー最小化原理(脳活動の計測と解析,生命現象の非線形性,一般)
- 共通入力を受けるフィードフォワードネットワークにおける出力スパイク間の相関関係
- Local Field Potentialを用いたスパイク発火の推定
- 漸次的持続活性の神経生理学的および計算論的知見が開く連想記憶の新しい地平
- 行動決定の計算論 (特集 前頭前野機能の最前線--基礎から臨床まで)
- 脳内時計の神経機構 (特集 最新 脳のモデルと数理)
- 27pQK-10 神経細胞の不規則発火時系列が示唆する条件付きエントロピー最小化原理(ニューラルネットワーク,領域11,統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理)
- 21aWB-5 バランス入力を受けた神経細胞発火パターンからの情報抽出(ニューラルネットワーク,領域11,統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理)
- 26pXD-9 バランスされた入力を受ける神経細胞の発火時刻の不規則性の発火率に依存しない特徴づけ(26pXD ニューラルネットワーク(神経系のモデルを含む),領域11(統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理))
- 神経細胞リカレントネットワークにおける細胞間同期発火と試行間応答再現性との相反関係 : 非線形システム間のノイズ同期によるアプローチ(脳活動の計測と解析,生命現象の非線形性,一般)
- 神経細胞リカレントネットワークにおける細胞間同期発火と試行間応答再現性との相反関係 : 非線形システム間のノイズ同期によるアプローチ(脳活動の計測と解析,生命現象の非線形性,一般)
- スパイク間隔による埋め込みの拡張について
- 25a-H-13 相関アトラクターをもつ非単調ネットワークの記憶容量
- 30p-YJ-6 相関アトラクターをもつ非単調ネットワーク
- 相関アトラクターをもつ非単調ネットワーク
- 海馬CA1錐体細胞のカルシウム・チャネル分布の推定 : LTP実験とモデルとの整合性
- Fokker-Planck方程式を用いた発火タイミング依存シナプス可塑性の解析 : ラットの海馬, 電気魚の小脳様器官への応用
- 脳の情報表現 (特集《神経情報処理》最前線--情報科学と神経科学の融合)
- Fokker-Planck 方程式を用いた神経集団活動の解析
- 発火タイミング依存性Hebb学習によるシナプス荷重分布の変化を記述する厳密なFokker-Planck方程式を用いた学習結果の予測
- 28pWB-7 神経回路か単一ニューロンか : パラメタ的作業記憶(領域11シンポジウム : 神経系のダイナミクスと機能)(領域11)
- 28pWB-1 はじめに(領域11シンポジウム : 神経系のダイナミクスと機能)(領域11)
- Self-Consistentな信号雑音解析法による連想記憶モデルの記憶特性の解析
- 皮質神経細胞の不規則発火時系列が示唆する情報原理
- Second bilateral German-Japanese Workshop on Computational Neuroscience 報告
- 大脳皮質神経細胞集団の形成--シナプス可塑性とその先 (特集 学習と記憶--基礎と臨床)
- 大脳皮質のノイズ情報処理--自発ノイズの起源と機能 (ニューロコンピューティング)
- ボトムアップな研究と「正しい偏見」
- 神経情報科学サマースクールを終えて
- CNS 2001 見聞禄
- 現実的な皮質ニューロンモデルの回路において生成される自発的な二状態間遷移
- リカレントネットワーク内でのスパイク時刻信頼性と非線形振動子のノイズ誘起位相同期(一般,機械学習によるバイオデータマインニング・生命現象の非線形性,一般)
- 28aWB-12 単一神経細胞による連続量記憶の実現 : 細胞内カルシウムストアの役割(神経系)(領域11)
- 神経細胞および神経細胞集団の発火時系列に対する情報量解析(合同企画セッション:バイオデータマイニング,機械学習によるバイオデータマインニング,一般)
- 大脳皮質のノイズ情報処理 : 自発ノイズの起源と機能(知的システム,一般)
- 結合の対数正規分布が生み出す自発発火活動の振動特性 (ニューロコンピューティング)
- 対数正規シナプス重みを持つ連想記憶モデル (ニューロコンピューティング)
- 2012年度時限研究会「次世代情報処理における揺らぎと確率」研究会 実施報告
- 対数正規型シナプス重み分布を持つ連想記憶モデル
- 結合の対数正規分布が生み出す自発発火活動の振動特性
- 25aAG-4 振動子ネットワークの位相秩序変数の揺らぎとラプラス行列の関係(25aAG ニューラルネットワーク2,領域11(統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理))
- 24aAG-4 皮質自発活動に潜む二つの対数正規分布則の相対性(24aAG ニューラルネットワーク1,領域11(統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理))
- リカレントネットワーク内でのスパイク時刻信頼性と非線形振動子のノイズ誘起位相同期
- 29aXR-6 大脳皮質Asynchronous irregular stateのコンダクタンス特性(29aXR ニューラルネットワーク1,領域11(統計力学,物性基礎論,応用数学,力学,流体物理))
- 結合の対数正規分布が生み出す自発発火活動の振動特性