通常から微小重力環境への遷移に伴う正方形管内液膜の界面変形とプラグ形成挙動の観察
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本報では,(株)日本無重量総合研究所(MGLAB)および(独)産業技術総合研究所計測フロンティア研究部門ナノ移動解析研究グループ(AIST, RIIF)の落下塔を使用し,水平方向に設置された正方形管内の液体の微小重力環境下における界面変形・プラグ形成挙動を観察した.通常重力環境下で正方形管底部に存在する液体の形状は,通常から微小重力環境への遷移によって流体力学的に不安的な状態となり,円管の場合と同様に周期的な界面変形を起こして,液体プラグを形成することがわかった.また,仕込み液量が多いため平均ピーク(気液界面が管中心に向かって盛り上がった部分)間隔が円管に対する既往の線形安定性解析によって説明されることを示した.
- 2006-07-20
著者
-
野中 利之
東北大学大学院工学研究科化学工学専攻
-
野中 利之
東北大学大学院工学研究科 化学工学専攻
-
野中 利之
東北大学大学院工学研究科
-
安蔵 慶介
東北大学大学院工学研究科 化学工学専攻
-
奥谷 猛
(独)産業技術総合研究所 計測フロンティア研究部門
-
奥谷 猛
(独)産業技術総合研究所 物質プロセス研究部門
-
Nonaka Toshiyuki
Department Of Biochemistry And Engineering Tohoku University
関連論文
- 亜臨界および超臨界水酸化反応によるチオシアン酸イオンの分解
- セルローステクノロジー 50MPa以上の実験が可能な流通式亜・超臨界水反応装置の開発と単糖の反応機構の解明
- 流通式超高圧水反応装置の開発
- 通常から微小重力環境への遷移に伴う正方形管内液膜の界面変形とプラグ形成挙動の観察
- 単糖の変換経路の自動生成システム
- 超臨界水中におけるチオ硫酸ナトリウムおよびチオシアン酸ナトリウムの分解反応
- 無重力環境下における円管内環状液膜の界面変形の数値解析
- 超臨界水プロセスの合成高分子のケミカルリサイクルあるいはバイオマスの化学原料化への展開
- 1-15.超臨界水を用いた重質油の改質反応((4)重質油改質・分解,Session 1 石炭・重質油等)
- 交流電場を利用した微小重力環境下での気液系液柱の安定化と界面変形挙動の観察