高次元アプローチによる一般無向グラフの対話的視覚化法(情報可視化, <特集>インタラクション: 技術と展開)
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概要
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グラフ配置は, オブジェクト間の関係を表現するための情報視覚化技術である.一般無向グラフなどの複雑なグラフは, 静的に配置することが困難であるため, 対話的グラフ配置がしばしば重要となる.本論文では, 一般無向グラフの対話的配置の新しいアプローチを提案する.本アプローチの基本アイデアは, 高次元空間における静的なグラフ配置を用いて, ユーザの操作に応じて2次元グラフ配置を動的に決定するというものである.本アプローチに基づいて構築する手法は, 以下の2つの特徴を持つ.(1)ユーザの操作に応じて, 2次元グラフ配置をきわめて高速に計算する.(2)ユーザによるノードのドラッグ操作に合わせて, それに関連の深いノードを中心に移動を行う.本手法では, 高次元グラフ配置を求めるために, 固有ベクトル計算に基づく多次元尺度法を用い, 2次元グラフ配置を得るために, 制約解消によって決定される適切な2次元平面への射影を行うという方法を採用する.
- 2005-07-15
著者
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