ウンシュウミカンの芽の休眠と果実の成熟期の関係
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概要
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成熟期の異なる13品種のウンシュウミカン(Citrus unshiu M.)を対象に芽の休眠(paradormancy)の深さを枝挿し法により比較した.ウンシュウミカンの芽の休眠は9月下旬を中心に9月から10月にかけて深かった.そこで, 9月下旬にDTB(萌芽所要日数)を指標にして休眠の深さを比較したところ, 11月中旬までに果実が成熟する早生・極早生種および'久能温州'は21日以内に萌芽することはなかった.それ以降に成熟する品種は21日以内に萌芽し, DTBは成熟期が遅い品種ほど短かった.これらのことによりウンシュウミカンの芽の休眠には品種間差が存在し, それは果実の成熟期と関連することが示唆された.
- 園芸学会の論文
- 2005-07-15
著者
-
平林 利郎
農研機構果樹研
-
野田 勝二
農研機構果樹研
-
奥田 均
果樹研究所カンキツ研究口之津拠点
-
奥田 均
農業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部興津:(現)農業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部口之津
-
野田 勝二
果樹研究所カンキツ研究部興津
-
平林 利郎
果樹研究所カンキツ研究部興津
-
米本 仁己
国際農林水産業研究センター沖縄支所
-
奥田 均
農研機構 果樹研
-
米本 仁己
農業技術研究機構果樹研究所カンキツ研究部口之津
-
平林 利郎
農業技術研究機構 果樹研
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