早期加温型ハウスミカンにおける結果母枝の着花性ならびに枝梢内成分に及ぼすNAAの影響(栽培管理・作型)
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概要
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NAAの早期加温型ハウスミカンの着花性と枝梢内成分に及ぼす影響を現在慣行的に使用されているエチクロゼート剤を対照として比較検討した.着花への影響では,枝挿しの結果からNAA区はエチクロゼート区と比較して生理的花芽分化が早いこと,満開時の着花調査から同区では有葉花を中心に着花が多いことが明らかになった.着花が多かったNAA区では,葉,枝ともにデンプン含量が高く,逆に,窒素含量は葉,枝とも低く推移し,C/N比も高くなったことから,生理的花芽分化量がエチクロゼート区に比較してNAA区で多くなることが栄養面からも示された.
- 2007-10-15
著者
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佐藤 景子
果樹研究所カンキツ研究口之津拠点
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杉原 巧祐
愛知県農業総合試験場
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岩崎 光徳
果樹研究所カンキツ研究口之津拠点
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奥田 均
果樹研究所カンキツ研究口之津拠点
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杉原 巧祐
愛知県農業総合試験場:(現)愛知県農林水産部園芸農産課
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