2000-CSEC-10-10 合成数を法とする離散対数問題と暗号への応用
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概要
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合成数を法とする離散対数問題に落し戸を作り、これを暗号に応用する。位数の小さい元を底とする離散対数の計算は容易に行うことができるが、位数の大きい元を底とする離散対数を計算することは難しい。この違いを利用して合成数を法とする離敬対数問題に落し戸を作る。幾つかの異なる素数の積からなる大きな合成数の素因数分解が困難であれば、この合成数を法として位数の大きい元を底とする離散対数を計算することは難しいが、素因数を知っている場合には、これらの素数を法として位数の小さい元を底とする離散対数を容易に計算することができる。この合成数を法とする離散対数問題を公開鍵暗号とディジタル署名に応用する。
- 2000-07-25
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