自律神経, 痴呆, 精神症状に対する治療
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概要
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進行期パーキンソン病: PDの治療をする上で,運動系問題症状以外にも自律神経症状,精神症状のコントロールが大きな問題となる.自律神経症状では便秘,排尿障害,起立性低血圧症が,精神症状ではうつ状態,幻覚および幻覚・妄想状態,睡眠障害,認知障害,痴呆が主たる症候である.これらにはPDの病像の増悪に伴って顕在化するものと,薬剤により誘発,もしくは修飾されるものとがある.これらはPD治療の限界となることもあり,コントロールにつきエビデンスを交えて概説した.
- 社団法人 日本内科学会の論文
- 2003-08-10
著者
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長谷川 一子
国立相模原病院
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長谷川 一子
榊原白鳳病院 神経内科
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長谷川 一子
関東労災病院 リハビリテーション科
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長谷川 一子
国立病院機構相模原病院神経内科
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長谷川 一子
国立病院機構相模原病院 神経内科
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