骨粗鬆症の薬物治療
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
骨粗鬆症とその結果おこる骨折は,加齢と二本足歩行が続く限り自然発症する重篤な病状である.骨生物学の最近の進歩によって,古くからの治療薬の抗骨粗鬆症作用の機構が明らかになると共に,新薬登場の場が生まれつつある.加えて,過去10年に初めて行われた大規模臨床試験はこれら薬物の臨床使用の根拠を与えると共に,治療薬開発のための新しい概念を生み出した.このような基礎·臨床両面にわたる進歩について概説する.
- 社団法人 日本薬理学会の論文
- 2002-12-01
著者
関連論文
- カイニン酸処理によるAPG-2蛋白の一過性減少
- 経口サケカルシトニン製剤は無効である : 本邦での第1相試験
- サケ・カルシトニンの骨形成促進作用 : 力学的強度の測定と形態計測による評価
- Benzo[b]furan 誘導体MU314の経口摂取による抗骨粗鬆症作用の検討
- Racの骨芽細胞機能における役割
- タウリンの骨減少抑制作用 : その細胞内シグナリング機構とCbfa1の関与について
- 非ステロイド性骨形成促進薬の作用機構 : signal transduction・Cbfa1 nuclear transport・ossification
- Incadronate の抗骨粗鬆症作用 : ステロイド性骨粗鬆症モデルマウスにおける検討
- エルカトニン点鼻製剤の抗骨粗鬆症作用 : 骨塩量および骨の力学的強度試験による評価
- 卵巣摘出ラットにおける尿中 Deoxypyridinoline 排泄量の骨吸収マーカーとしての有用性 : 日内リズムとカルシトニン反応性
- 新規エルカトニン点鼻製剤の抗骨粗鬆症作用 : 卵巣摘出ラットによる投与条件の検討
- グルココルチコイド誘発性骨減少症ラット : 海綿骨の代謝、構造および骨強度の経時的変化
- グルココルチコイド誘発性骨粗鬆症ラット : 組織形態学的性質とカルシトニンの保護効果
- Antihypertensive Effects of a Novel Calcium Antagonist, Semotiadil Fumarate (SD-3211), Alone and in Combination with Enalapril or Trichlormethiazide in Spontaneously Hypertensive Rats
- Anti-Osteopenic Effect of Nasal Salmon Calcitonin in Type 1 Osteoporotic Rats : Comparison with Subcutaneous Dosing
- AN ACUTE AND FOCAL OSTEOPENIA MODEL USING OVARIECTOMIZED RATS : A RAPID DETECTION OF THE PROTECTIVE EFFECT OF SALMON CALCITONIN
- 薬系大学の動物センター
- カイニン酸誘発性海馬内神経細胞死に対するNMDAの効果
- 間葉系細胞のマスター遺伝子と骨形成
- J Pharmacol Sci 丸の船出 : priority 闘争・globalization・oligopoly の荒海へ
- 骨粗鬆症の薬物治療
- シュウ酸ナフチドロフリルの血管拡張作用機構のイヌおよびラットの摘出動脈標本における評価
- 実験的脳虚血モデルとしてのマウス両側総頸動脈結紮法に関する生化学的及び病理組織学的検討 一酸化炭素吸入法とその他の脳虚血ないし酸欠モデルとの比較
- 摘出ラット胸部大動脈の血管機能に対する高コレステロール血症の影響
- サケカルシトニン(sCT)のラットにおける中枢性と末梢性摂食抑制作用 新しい誘導体 [Gly8]-sCTにおける分離
- 骨粗鬆症治療薬開発の新しい展開
- 私立薬系における薬理学の教育と研究