ヒト由来培養細胞系を用いた簡易バイオアッセイによる湖水試料中の有害性総合評価の試み
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概要
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For comprehensive hazard assessment of environmental water samples with lower toxicity, simple bioassay using human cell lines with brief vacuum condensation have been applied to samples from Lake Kasumigaura, Lake Suwa, and Lake Biwa. The samples from Lake Kasumigaura both in 1999 and 2000 showed a similar seasonal variation in cytotoxicity: the cytotoxicity was detected significantly during summer season and peaked in August. The samples from Lake Biwa and Lake Suwa also showed weak but significant cytotoxicity during summer season of 2000.Based on behavior during pretreatment with various cartridge columns, toxic substances existing in the samples were suggested to be hydrophobic with molecular weight less than 3,000. No significant correlation between the cytotoxicity and water quality data except phycocyanin level was observed among samples from Lake Kasumigaura. No specific agricultural chemicals or heavy metals were detected at the level sufficient to show the cytotoxicity alone.These results indicate that this bioassay system is quite useful for comprehensive assessment of toxicity existing in environmental water. However, to integrate this kind of indices in environmental management process, systematic and continuous accumulation of bioassay data on water samples with authentic water quality data must be essential.
- 社団法人 日本水環境学会の論文
- 2002-02-10
著者
-
本田 靖
筑波大学体育学部
-
本田 靖
筑波大・体育
-
杉浦 則夫
筑波大学農林工学系
-
花里 孝幸
信州大学山地水環境教育研究センター
-
杉浦 則夫
筑波大学生命環境科学研究科
-
井上 隆信
豊橋技術科学大学・建設
-
杉浦 則夫
筑波大・農林工学系
-
井上 隆信
岐阜大学工学部
-
本田 靖
筑波大学体育科学系
-
大久保 卓也
滋賀県琵琶湖研究所
-
井上 隆信
岐阜大・工
-
井上 隆信
豊橋技術科学大学工学部建設工学系
-
花里 孝幸
信州大学山岳科学総合研究所
-
福島 寿和
筑波大学第二学群生物資源学類
-
藤原 朋広
筑波大学第二学群生物資源学類
-
須戸 幹
滋賀大学環境科学部
-
国本 学
国立環境研究所地域環境研究グループ
-
国本 学
環境研
-
国本 学
国立環境研・地域環境
-
大久保 卓也
滋賀県琵琶湖環境科学研究センター
-
福島 寿和
東京大学大学院環境学研究系
-
須戸 幹
滋賀県立大学環境科学部生物資源管理学科
-
花里 孝幸
信州大 山岳科学総合研
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