反応器モデルベース型エキスパートシステムによるバッチプラントの運転支援
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ポリマー製造プラントには, 連続重合反応器とバッチ重合反応器があるが, 特にバッチ反応器は非線形性が強く安全性を考慮することが重要である.反応器内部では原料と添加物を混合し反応仕様に応じて運転しているが, 望ましい品質のポリマーを得るためには反応状態の監視が不可欠であり, 特に暴走反応を避けなければならない.<BR>バッチプロセスでは複数の反応器に対して各工程の中で多くの監視すべき項目がある.このため, 運転員の誤操作や異常の監視, 運転状態の監視などを支援することを通じて運転員の負荷を軽減できるシステムが必要である.<BR>反応器内部状態の情報を示すことが可能な物理的な反応器モデルを運転員の経験的なデータから構成される知識ベースに基づいたエキスパートシステムと融合することにより, 高精度で広範囲に亘る運転支援システムを開発した.
- 社団法人 化学工学会の論文
- 1997-07-10
著者
-
沖田 豪
広島市立大学 情報科学部
-
山口 博光
出光石油化学徳山
-
沖田 豪
広島市立大学
-
山口 博光
出光石油化学(株)徳山工場
-
長迫 透
出光石油化学(株)徳山工場
-
松本 芳弘
出光石油化学(株)徳山工場
関連論文
- RBFNを用いた時変システムのオンラインパラメータ推定
- モデル更新に基づく線形離散値系の同定
- 構造未知な線形離散値系に対する同定入力の一決定法
- ALifeによる分散最適化
- プラント運転支援へのリアルタイム型エキスパートシステムの適用
- モデル生成にGAを用いた汎関数展開可能な系の同定
- 凸2次計画問題に対する容量法の高速化
- Tree Annealing法による非凸計画問題の大域的最適化(非線形計画(2))
- 2ZC-6 セルオートマトンを用いた雲のシミュレーションとその表示(レンダリングとアニメーション,一般講演,インタフェース)
- D-12-141 衛星画像を用いた広範囲の雲の生成手法