4段ろ紙法による奈良市と大谷ケ原におけるガス成分およびエアロゾルの水溶性イオン成分の挙動
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概要
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Aerosols and gaseous samples were collected weekly by a four stage filter pack method in Nara City, a small inland city, during the period from July 1993 to June 1996, and at Mt. Ohdaigahara, a clean mountainous area during the summers and autumns from June 1995 to October 1996; the concentrations of soluble ionic components (SO42-, NO3-, Cl-, Na+, NH4+, K+, Ca2+ and Mg2+) of aerosols and gases (SO2, HNO3, HCl and NH3) were derived. The concentrations of aerosols and gases varied seasonally in Nara City; specifically, the SO2 concentration was high in winter and low in summer and the SO42- concentration of aerosols was high in summer and low in winter. HNO3, HCl and NH3 concentrations were high in summer and low in winter. On the other hand, NO3-, Cl- and NH4+ concentrations of aerosols were high in winter and low in summer. The ratio of concentrations of fine particle components such as SO42- and NH4+ at Mt. Ohdaigahara to those Nara City were not much lower than those of gases and the ratio was about 40% suggesting the long range transport of SO42- and NH4+. Average amount of dry deposition of SO42- and NO3- calculated by inferential method in Nara City were 0.80 and 1.6 mmol/m2/mo on bare ground, 0.96 and 1.7 mmol/m2/mo on agricultural land, 0.73 and 2.1 mmol/m2/mo on deciduous trees and 1.1 and 2.7 mmol/m2/mo on coniferous trees, respectively. Average SO42- and NO3- amount of deposition calculated by inferential method at Mt. Ohdaigahara were 0.10 and 0.41 mmol/m2/mo on bare ground, 0.15 and 0.42 mmol/m2/mo on agricultural land, 0.18 and 0.55 mmol/m2/mo on deciduous trees and 0.27 and 0.64 mmol/m2/mo on coniferous trees, respectively.
- 日本エアロゾル学会の論文
- 1997-09-20
著者
-
村野 健太郎
法政大学
-
村野 健太郎
国立環境研究所
-
松本 光弘
奈良県保健環境研究センター:全国環境研協議会、酸性雨調査研究部会
-
松本 光弘
奈良県衛生研究所
-
溝口 次夫
佛教大学
-
溝口 次夫
佛教大学社会学部
-
村野 健太郎
国立環境研
-
溝口 次夫
仏教大 社会
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