とうもろこし(サイレージ用)新品種「39T13(X0823F)」
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概要
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登録番号:とうもろこし(飼)輸交第51号。系統名:X0823F。交配組合せ:単交配(フリント×デント:構成系統名は不明)。育成の目的と経過:とうもろこし(サイレージ用)「39T13」は、アメリカのパイオニア社が育成し、平成15年にホクレン農業協同組合連合会が導入した品種で、熟期は“早生の晩”に属する。各栽培地帯において安定した生産性を発揮できる優良品種の選定を目的に、平成18、20年に、十勝農試、上川農試、道立畜試滝川試験地、北海道農研において、平成21年に、道立畜試、家畜改良センター十勝牧場において、平成18、20、21年に、北見農試において、品種比較試験を行い、平成20〜21年に鹿追町、遠軽町、平成20年に士別市、鵡川町、八雲町において、同現地試験を行った。また北海道農研において、平成18、20年にすす紋病およびごま葉枯病の抵抗性検定試験を行った。特性の概要:主な特性について同熟期の標準品種「ネオ85」と比較すると次のとおりである。絹糸抽出期は1〜3日早く、収穫時熟度は並〜やや遅れる。雌穂乾物率は高く、総体乾物率は並である。発芽期は1〜2日早く、初期生育は優る。耐倒伏性は並であり、稈長および着雌穂高は高い。乾物総重、推定TDN収量は多く、乾雌穂重割合は並〜やや高く、乾物中推定TDN割合は並である。すす紋病抵抗性は「ダイヘイゲン」および「ネオ85」より強い。ごま葉枯病抵抗性は「ダイヘイゲン」より強く、「ネオ85」より弱い。新品種。
著者
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