玄米タンパク質含有率を考慮した「ひとめぼれ」の栄養診断指標
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概要
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「ひとめぼれ」は岩手県の水稲栽培面積の65%を占める主力品種であり、日本穀物検定協会による食味ランキング最高位「特A」の評価を得ている。しかし、産地間競争が激化する昨今、消費者・市場ニーズに対応した「売れる米づくり」を更に推進する必要がある。そのため岩手県では、食味への関与が大きい玄米タンパク質含有率を6.8%以下にすることを目標としている。しかしながら、現在岩手県で用いられている「ひとめぼれ」の栄養診断基準は、収量確保や外観品質を考慮して定められたものであり、食味について十分な検討がなされていない。また、他県の生産現場では玄米タンパク質含有率に応じた出荷も行われている。そこで、岩手県産米の評価向上を図るため、良食味米生産と区分出荷を可能にする、玄米タンパク質含有率を考慮した「ひとめぼれ」の栄養診断指標について検討した。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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