ふん尿水分及び通気量が堆肥発酵温度に及ぼす影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
冬季の開放型堆肥舎では堆肥表面からの放熱および通気による冷却によって堆肥の発酵の遅延、最高到達温度の低下、最高温度到達以降の温度低下がみられる。厳冬季の発酵停滞軽減策には(1)発酵停滞期間の短縮、(2)温度立ち上がり期間の温度上昇率の向上、(3)最高温度到達以降の温度低下防止について改善を図る必要がある。これらの改善策としては堆肥化初期に堆肥を加温、熱風による通気、密閉堆肥舎などが考えられるが、東北地域に多い中小規模畜産農家では既存の堆肥舎を改造するにはコストの点から難しい。そこで本研究は「寒冷地冬季における発酵停滞の原因のひとつは低温空気による通気である」と仮説を立て、低温通気量調整による堆肥温度の誘導の可能性を検討した。
- [東北農業試験研究協議会]の論文
[東北農業試験研究協議会] | 論文
- 豚の飼養環境ストレス軽減へのプロバイオティクス(Bacillus subtilis C-3102株)添加給与の有効性
- エダマメ品種'あきた香り五葉'の収穫判断基準と収穫判定スケール
- 水稲新品種「青系138号」の特性について
- レーザー乾田均平作業による土壌硬度の変化と水稲の移植精度
- リンゴ自家摘果性遺伝資源の探索