ソルガムのカドミウム吸収に関わる土壌中カドミウム形態
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概要
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ファイトレメディエーション(植物を利用した土壌環境浄化)は、広範囲で低濃度の有害物質汚染地帯の修復に有効とされ、カドミウム(Cd)等の土壌修復の試みがなされている。ソルガムにはCd吸収に優れる品種があり、多湿な土壌条件でCd収奪量を増大できる可能性があるため、ソルガムは水田転換畑におけるファイトレメディエーション植物として有望と考えられている。しかし、従来の知見では、植物が吸収するCd量と土壌中Cd(全Cd、0.1M塩酸可溶性Cd)濃度との間に必ずしも明瞭な関係が成立せず、土壌中Cd濃度から植物が吸収するCd量を推定することは難しいとされている。そこで、ソルガムのCd吸収量を土壌中のCdの存在形態の面から推定し、Cd除去効果を評価するため、ソルガムのCd吸収に関わる土壌中Cd形態を明らかにすることを目的とした。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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