小型反射式光度計を用いた大豆初期生育診断
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概要
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東北地域のような寒冷地における大豆栽培では、開花期までの初期生育量がその後の生育、収量に大きな影響を与えることが知られており、初期生育の確保が多収を目指す上での必須条件となっている。宮城県における適正初期生育指標として、本県主要品種の内、タンレイ、あやこがねの2品種の開花期目標生育量については、既に主茎長、地上部乾物重、葉面積指数の3項目について明らかにしているが、目標生育量に到達するための窒素栄養面については未検討である。そこで、基肥窒素量により生育に差が現れやすい初期生育に限定し、葉柄汁硝酸イオン濃度(以降、「硝酸イオン濃度」とする)による生育診断の可能性を検討した。また生産現場での利用を前提に、硝酸イオン濃度の測定には園芸分野で確立されたリアルタイム簡易汁液診断で使用されている小型反射式光度計を用いた。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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