地域堆肥利用による減化学肥料栽培でのリンゴ苗木の養分吸収量
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概要
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特別栽培農産物認証制度では、化学肥料の使用量は、窒素成分で当該地域における慣行量の5割以下と設定されており、有機質資源の利用促進を図るためにも、化学肥料の代替えに地域の堆肥等を活用した減化学肥料栽培体系の確立が望まれる。しかし、堆肥等でも大量に施用すると窒素の過剰投入で、環境への負荷が認められる例もあり、窒素投入量に配慮した体系を検討する必要がある。そこで、リンゴわい化栽培において、施肥窒素を全量化学肥料で施用する場合と、堆肥で代替えした場合を比較し影響や問題点を検討した。これまでに、リンゴ苗木の生育は、定植から3年目までは、施肥窒素の50%を堆肥で施用(化学肥料50%区)しても、全量化学肥料で施用した場合(化学肥料100%区)と違いはなかったが、80%を堆肥で施用した場合(化学肥料20%区)には生育が劣り、初期生育に対する影響が認められたことを報告した。同じ試験で、圃場での養分収支を検討するために、定植年とその2年後の生育期における窒素、リン、カリウム吸収量を調査した。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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