短日処理時の昇温抑制法が10・11月どりイチゴの開花、収量等に及ぼす影響
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概要
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我が国のイチゴ生産では、夏秋期(7〜10月)が端境期となっており、アメリカ産を中心とした輸入品がこの間の需要を満たしているが、輸入イチゴには果実品質等に問題があり、夏秋期における国産イチゴの高品質安定生産が求められている。一方、寒冷地では、夜間冷房を行わずに遮光のみを行う短日処理により一季成り性イチゴ品種を花芽分化させ、夏秋期に収穫することが可能であり、東北農業研究センターを中心に東北各県において、短日処理によるイチゴ夏秋どり栽培技術の確立およびその普及を目指している。この短日処理によるイチゴ夏秋どりでは、短日処理ハウス内の気温が気象条件によって上昇し、花芽分化の遅延を引き起こす場合があり、生産の不安定要因となっているため、簡易・低コストな短日処理ハウス内昇温抑制法の開発が求められている。そこで本報では、10・11月どりのための短日処理において、ハウスの深夜開放および明期半開処理の昇温抑制効果を調査するとともに、定植後の開花、収量等に及ぼす影響を明らかにする。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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