水田作業における稲わらの排水路への流出軽減法
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概要
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猪苗代湖は、福島県の重要な水資源であり豊かな水環境のシンボルであるが、近年、湖岸付近で黒色浮遊物などが発生し、水環境の急激な悪化の前兆と考えられる現象が起きている。美しい猪苗代湖を次世代に引き継ぐため、2002年3月に「福島猪苗代湖及び裏磐梯湖沼群の水環境の保全に関する条例」が公布され、農業を営むものは適正な施肥や用水の管理を行うことにより窒素等の流出の抑制に努めること、稲わらや刈り取った雑草等を公共用水域へ流出させないように適切な管理に努めることが定められた。水田から排出される稲わらは黒色浮遊物の原因として疑われており、猪苗代町だけでも約2000haの水稲作付けがあることから、水田からの稲わら等の有機物の排出について対策を講ずる必要がある。本研究では、これらの対策のため2002年度から実証地区を設定して、地域の水田からの稲わらの流出を調査し、抑制する栽培技術の実証に取り組んだので、その概要を報告する。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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