サクラ'啓翁桜'の休眠覚醒の年次変動と地域間差
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概要
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佐藤らは、サクラ'啓翁桜'を用い、温湯浸漬とジベレリン散布の組み合わせ処理(以下温湯+GAと表現)が休眠打破に有効で、年内からの切り枝出荷が可能であることを示した。そこでは低温(8℃)を人工的に与えた切り枝を用いたところ、開花率80%以上になるための低温遭遇量は500時間経過した後であった。本報告では、自然遭遇した低温量に対し、休眠打破処理時に必要な低温量を確認し、さらに、年次変動、産地間差の検討を行なった。ここで、低温量として8℃以下の積算時間を用いたが、'啓翁桜'の休眠覚醒の温度寄与については、0〜8℃の範囲では温度が高いほど、すなわち8℃が最も開花率を高くし、到花日数を短縮する点からこれを指標として用いた。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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