平成14年の長雨日照不足が水稲及び大豆の生育・収量に与えた影響
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概要
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平成14年(2002年)は、7月上中旬、8月上中旬が長雨日照不足(多雨寡照)の気象条件となり、水稲や大豆の生育にとって必ずしも恵まれたものではなかった。こうした気象条件は1995年に類似したが、8月下旬以降の気象条件は1995年より恵まれた。秋田県南地域の水稲の作柄は、1995年の534kg/10a(作況指数91)に対して2002年は565kg/10a(同97)と被害は小さかった。一方、秋田県南地域の田作大豆の作柄は、1995年の156kg/10aに対して2002年は98kg/10aであった。また、大豆にとっては、9月下旬からの長雨、極めて早期の積雪により、未収穫大豆が大量に発生するという特徴的な年であった。そこで、2002年の気象条件が水稲や転作大豆の生育形質や収量及びその構成要素に及ぼした影響について検討したので報告する。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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