酒造好適米新品種「美郷錦」の主要特性
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概要
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秋田県では各酒蔵独自の高級酒の原料米として醸造特性の優れた「山田錦」の需要が多いが、極晩生で収量性が低く、しかも脱粒性があるなど秋田県での栽培は難しい。そのため、秋田県の気象に適応し「山田錦」に匹敵する高品質な酒米品種が望まれている。「山田錦」を早生化した高品質、低蛋白質の品種を育成することにより、酒蔵とそこに連携する酒米生産農家を中心とした地域の振興に期することができる。「美郷錦」は「山田錦」を直接の交配親とし、かつ秋田県の気象に適応した酒米の新品種である。酒米として特性が非常に優れ、高級酒用原料米として有望であるため、1999年3月に品種登録を申請し、2001年3月には秋田県の認定品種に採用された。ここでは、その育成経過と主な特性について報告する。
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[東北農業試験研究協議会] | 論文
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