タッチケアが早産体験をした母親の心理状態に及ばす影響に関する臨床研究 : NICU・GCUからの子どもの退院を控えた母親を対象に
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
NICU・GCUからの子どもの退院を控えた早産体験をした母親32名を対象としタッチケア介入群(16名)と対照群(16名)に無作為に割り付け介入の効果を比較した。データ収集項目は, Profile of Mood Stateと花沢の対児感情評定尺度で,介入群では介入前後と退院直前の計3回,対照群では初回母子同室時と退院直前の計2回,各尺度の調査を実施した。対児感情評定尺度では両群における有意な差は見られなかったが,退院直前のPOMS得点は緊張-不安,抑うつ,怒り-敵意,疲労,混乱の5つの項目において,介入群は対照群と比較すると有意に低かった。これらの結果からタッチケア指導は早産体験をした母親の心理面によい影響を及ぼすことが示唆された。
- 日本小児保健協会の論文
著者
関連論文
- 日本語版Premature Infant Pain Profileの有用性の検討
- 感覚刺激に対する新生児の大脳皮質の神経活動に関する文献的考察
- 育児参加を支えるケア (ハイリスク新生児の管理とトータルケア) -- (ハイリスク新生児の親・家族ケアの原理)
- NICUでのタッチケア,ホールディング--聖路加国際病院の場合 (特集 タッチケア(上))
- NICUとGCUの光環境が早産児に及ぼす影響に関する文献的考察
- お母さんにケア参加してもらうには (NICU最前線 お母さんに自信をもってもらいたい! 家族とともにすすめるディベロプメンタルケア)
- 日本語版Premature Infant Pain Profileの実践的活用の検証 : 所属施設やNICU従事年数の異なる看護師による評価
- タッチケアが早産体験をした母親の心理状態に及ばす影響に関する臨床研究 : NICU・GCUからの子どもの退院を控えた母親を対象に
- 日本語版 Premature Infant Pain Profile の実践的活用の検証 : 所属施設やNICU従事年数の異なる看護師による評価
- タッチケアが早産体験をした母親の心理状態に及ぼす影響に関する臨床研究 : NICU・GCUからの子どもの退院を控えた母親を対象に