正射投影を仮定した単眼視からの2回転角の算出(<特集>高木教典教授・井上宏教授・水越敏行教授定年退職記念)
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概要
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本論では,円図形を対象とし正射投影を仮定することによって,実際には中心投影された1枚の画像を用い,3次元空間における物体の2つの回転角と半径を復元する理論を述べる.3次元空間で任意の位置・姿勢にある物体は6自由度をもつが,円を対象とし正射投影を仮定することにより,2回転角復元問題になる.まず,3次元空間の円は中心投影でも正射投影でも,像が楕円になることを確認する.次に,正射投影を仮定した画像から,円面の法線ベクトル算出式を導出し,法線ベクトルから円面の2回転角および半径を算出する.最後に,これらの結果を用いたシミュレーション実験を行い,復元精度を検証する.
- 関西大学の論文
- 2004-03-25
著者
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